「中小学武術教育与研究中心」の設立
「中小学武術教育与研究中心」という機構が成都で設立されたというニュースが流れてきた。
出典:“中小学武术教育与研究中心”成立会在人北小学举行_看度CanDo!
同センターは、西南民族研究学会民族体育専業委員会、成都市教育学会、四川大学体育学院、西南大学体育科学研究所、成都体育学院歴史文化系と体育史研究所、成都市人民北路小学校、『武術研究』雑誌社が共同で発起した「非営利の学術研究機構」で、成都市人民北路小学校に置かれるとのこと。
四川省あるいは成都市内の団体の中で、山西省体育局主管の『武術研究』雑誌社が名を連ねているのがやや気になる。
『武術研究』は、以前に中国に駐在していたときに地元の図書館にあったので、雑誌としては結構息が長い方になるかもしれない。見るからに学術雑誌のような体で、写真やイラスト、広告満載のほかの武術雑誌とは読者層が明らかに違っていた気がする。
開幕式に参加している人の中で、武術関係者らしく見えるのは、成都体育学院の陳振勇と『武術研究』雑誌社の田文波ぐらいか。
〇陳振勇
人民体育出版社の『巴蜀武術』の共著者の一人(もう一人は温佐恵)
〇田文波
以下の記事を見ると、正式には、「中国西南民族研究学会民族体育专业委员会“中小学武术教育与研究中心”」と呼ぶのが正しいのかもしれない。
まさか、また新しい普及用の形を編集して、適当に普及活動をしてお終いということにならないことを祈るけれど、もし峨嵋派武術の普及用の形が作られるのだとしたら、それはそれで面白いか。