中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 。頭の体操なので、たまたま立ち寄られた方は決して鵜呑みにしないこと(これ、肝要)※2015年2月、はてなダイアリーより移行

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『中国武術青書』など

9月2日、上海体育学院武術学院に23省(直轄市、自治区を含む)35機関から61名の専門家が集まり、『中国武術青書(中国武術藍皮書)』の編集に関する会議が開かれたという記事。 中国武术启动蓝皮书研制工作-武术学院 (最後に全文をコピペ) 会議は、国家体…

太極拳の「自選」競技と「規定」競技

全日本武術太極拳選手権大会の大会パンフレット(2016年の7月に開催された第33回のもの)によると、武術競技の世界で、従来の自由演技に対して、「武術の国際化の流れのなかで、各国の選手の技術の向上を促進し、また、審判をより合理的に行なうために」、統…

首届伝統武術非遺年会、福建省の非物質文化遺産

上海で開催された伝統武術非遺年会(「非遺」は非物質文化遺産の略)には、全国から48名の専門家が参加、国レベルの非物質文化遺産の50名の関係者が参加したのだという。 http://www.mzb.com.cn/html/report/160922760-1.htm www.mzb.com.cn 記事でクローズ…

一貫道、薛顛、孫錫堃など

徐浩峰(徐皓峰)が形意拳家の李仲軒の口述をまとめ、一時話題になった『逝去的武林』でも紹介されていた薛顛は、以下の記事によると、中華人民共和国の建国初期に一貫道が取り締まられるなかで「拳覇」として指名手配され、つかまって銃殺されたのだという…