中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 。頭の体操なので、たまたま立ち寄られた方は決して鵜呑みにしないこと(これ、肝要)※2015年2月、はてなダイアリーより移行

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

王広西(陸草)「論中原武術文化」

以前、王広西の『中国功夫』についてメモしたとき、王氏が所属している鄭州大学武術文化研究中心については詳細がわからなかったのだけれど、 最近、中原武術文化研究中心というHPを見つけた。この研究中心は正式には鄭州大学中原武術文化研究中心といい、…

老舎『駱駝の祥子 らくだのシアンツ』

「断魂槍」(1、2)との関連で、「駱駝の祥子 らくだのシアンツ」を読んでみた。シアンツにとっての車は、一人前の男の象徴。その意味では、シアンツにとっての車は、やはり短編『断魂槍』の沙子龍の槍と似たところがあると思った。ただ、車さえ手に入れて…

劉正「意拳史上重大疑難史事考」

人民大学古籍研究所の劉正教授が雑誌『武魂』に連載したという、意拳に関する文章。(掲載時期は未確認。)劉教授は意拳の関係者でもあるらしい。百度のプロフィールでは関西大学で修士、大阪市立大学で博士、京都大学でポストドクターと研究員、愛知学院大…

戊子拳、黒虎拳

2011年11月の段位認定で、吉林大学体育学院の孫吉良教授が武術運動管理中心に「8段」を認定された。吉林省内では最高段位にあたるという(吉林大学新聞網)。孫吉良教授には、曲江春、宋恒徳と共著の『黒虎拳』がある。(宋恒徳氏の鴨形拳、虎頭双鈎の動画)…