中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 。頭の体操なので、たまたま立ち寄られた方は決して鵜呑みにしないこと(これ、肝要)※2015年2月、はてなダイアリーより移行

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

張山編『武林春秋』

この本は中華人民共和国以降の武術のあゆみを知る上で役に立ちそうだ。とりあえずメモ。 张山主编的《武林春秋》出版《 中国青年报 》( 2012年02月26日 04 版) 本报讯(谢梅)作为人民体育出版社重点书目的长篇著作《武林春秋》日前正式出版。这是新中国成…

温家武術

明代の武術著作に名前の出てくる温家武術、中国のブロガー「剛呂綿章」氏は、その伝承は途絶えていないとし、またその技は現代の形意拳や戳脚、翻子拳に繋がる部分があると書いている(「明代温家拳术浅说」)。 これとの関係で、北京の戳脚翻子門の人たちが…

武術運動管理中心の2012年度方針

12月20日付で武術運動管理中心の2012年度方針が発表されたので、とりあえずメモ。大武術観に基づき、段位制度、標準化を推し進めてゆくらしい。昨年やるはずだった全国武術運動会は、結局開催されていなかったようで、今年度中に第一回全国武術運動会を開催…

武術の里2

20011年7月2日のメモの続報。 「終身制」の廃止を盛り込んだ管理方法が発表されたらしい。 发挥“武术之乡”的阵地作用 ——全国武术之乡复查收官 春节前,国家体育总局武术运动管理中心、中国武术协会在全国范围里展开了为期一个月的首次“全国武术之乡”复查工作…

松本清張『密教の水源をみる 空海・中国・インド』

以前に読んだ仏教の中国伝播についての本で、多くの僧侶がインドを訪れたり、インドや西域から高僧を招いて経典の翻訳を行われたけれど、いったん経典の翻訳が終わると、翻訳された経典が権威となって、原典との対照研究などはあまり行われず、その結果、原…