中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 。頭の体操なので、たまたま立ち寄られた方は決して鵜呑みにしないこと(これ、肝要)※2015年2月、はてなダイアリーより移行

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

梅花蟷螂拳 王衆勝老師

天山武林大会に関連した「全球功夫網」の記事(最後に全文をコピペ)のなかでの王衆勝老師のコメントが興味深い。青島で梅花蟷螂拳を伝える王衆勝老師は、特に道場を開いているわけでもなく、知人の紹介で弟子をとっており、弟子からはお金をとっていないと…

邯鄲学院国際太極文化伝播基地

表題に関連する二つの記事をメモ。最初の記事は邯鄲で「国際太極文化伝播基地」が設立したという「国際在線」の記事。 これは、中国国際ラジオと河北省の邯鄲学院の合同プロジェクトのよう。 中国国際ラジオでは、ラジオ孔子学院で中国の伝統文化を紹介、そ…

武術学校の現在2

武術網の記事。今年9月の新学期までに、安徽省合肥市では、最大20数校あった武術学校のほんどが閉校することになるという。これらの武術学校の多くは、90年代前後に作られたという。閉校の理由として記事が取り上げているのは一人っ子政策により子供の数が減…

武術のオリンピック競技種目化と段位制、孔子学院

第十二回全国運動会の記者発表における高小軍の談話に関する記事。段位制度に基づき「標準化」された武術を海外に普及してゆくことが、オリンピックの競技種目化と結びつけて語られているところが興味深い。そして、その鍵を握る普及経路として海外400箇…

ハルビン市の武術

出張でハルビンの中央大街からソフィア聖堂に歩いてゆく途中、たまたま、1920年に設立されたという「徳坤武術館」という看板を目にした。 帰国後、調べてみると、梅花太極蟷螂拳の曹徳坤という人が創った武術館らしい。2005年7月には、曹徳坤生誕110周年…