2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧
講談社学術文庫の新刊として出版されたので読んでみた。 中国武術史でおなじみの兪大猷、戚継光といった「抗倭名将」の名前は最後の部分に少しだけ出てくる。彼らが相手にしたのは16世紀の倭寇であり、14〜15世紀の倭寇とは同じ名前で呼ばれていても、「発生…
現代武術を「様板武術」と批判している少林寺の釈永信方丈、少林寺における武術は、あくまで仏教の修行の一部であって、本来は「少林功夫」と呼ばなければならないと主張している。いいかえると、修行という側面が伴わない、単に人を撃つための技術練習は「…
河南省のある武術学校(名門である塔溝武術学校と推測されている)で体罰が行われている画像がネット上で公開され、一部で話題になっているらしい。この問題に関連して、武術学校という、独特の学校制度についてとりあげた記事が「光明網」に掲載された。 こ…
李自力老師の本とともに地元図書館で発見。河南省博愛県の李氏家譜など、最新の研究動向も視野にいれつつ、太極拳の起源に迫ろうとした、かなり野心的な研究で、史料の読み方など、なるほどと思う部分もあるのだけれど、ところどころ、結論だけが示されるの…