中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 。頭の体操なので、たまたま立ち寄られた方は決して鵜呑みにしないこと(これ、肝要)※2015年2月、はてなダイアリーより移行

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

霍元甲精武館2

以前のフォローアップのような記事が続いているけれど、霍元甲武術館(以下の記事では精武館)が完成したらしい。 以前に引用した計画では、8月に竣工し、10月に実施される第12回世界精武大会の会場になる予定、とあり、数百人で突貫工事をしたらしいけれど…

長江大侠 呂紫剣2

以前、呂紫剣の訃報をメモしたけれど、最近になって、また訃報が報じられた。当時のメモには、訃報を報じたニュースではなく、呂氏のプロフィール的なものしかメモしていなかったので改めてソースを探してみたけれど、個人ブログの類しか見つからなかった。…

渡部愛都子『新体操はスポーツか芸術か』

新体操という競技にはあまり関心がなく、この前のオリンピックでもほとんど見ていないけれど、競技武術がそのルール上、同じ採点競技である新体操やフィギュアスケートを参照しているのは明らかだと思う。その意味で、ブルガリア新体操界における「新体操は…

武林奇侠か江湖騙子か2

李経梧の生誕100周年の行事が北戴河で開催された。同時に開催されたシンポジウムで門人たちは「太極拳を妖魔化した」閻芳を除名すると発表(全球功夫網の関連記事1、2。 弟子たちはそれによって「国粋の尊厳を守り、一門の濁流を洗い流す」としている。…

安徽省合肥市における心意六合拳、万勝鏢局、周口三傑など

安徽省合肥市における心意六合拳の伝承は、上海からのものと蚌岐市の宋国賓系統のものがあるらしい。 上海系統のものは、盧崇高-徐文忠-張品元(徐、張老師は80年代末に来日した)系統のものと、盧崇高-解興邦-張道福と連なる系統があるようだけど、前者は…