台湾の武術
台湾のテレビ局が作った、台湾に関するドキュメンタリーを二つyou tubeで発見したのでメモ。いずれも「台湾演義」という同じ番組らしい。※初めてyou tubeの動画を嵌めこんでみた。なんだかページのバランスが悪い気がするけど、仕方ないのかな・・・。
1.台湾演義「台湾武術史」 (1)〜(5)の表題は、細かく分かれている動画のタイトルとして便宜的につけたもの。纏め方は、やや適当なところも。
(1)鄭成功時代〜清朝統治時代
鄭成功時代 反清復明と洪拳
清朝統治前期 治安の悪化 大陸から「武師」を招き自己防衛 福建から来た阿善師と西螺七〓の武術の発展(振興社) 南拳、金鷹拳、猴拳、白鶴拳
(2)日本統治時代
日本武道道場の設立 一部の流派は地下化(こっそり師匠の家に行ったり(暗館)、宋江陣など民俗芸能の中で伝承される)
(3)国民党政府の台湾移転
太極拳、八極拳、蟷螂拳など北派武術の伝来
二二八事件の後、治安当局の監視の目が厳しくなり、多くの「国術館」は推拿、接骨、内傷治療などにを中心に。気功のパフォーマンスによって内傷治療の薬を売った陳政行は日本でもパフォーマンスを行ったらしい。
(4)ここは・・・どういう表題にしたらわからないけど、カンフー映画、たとえば『葉問』の人気によって、台湾でも詠春拳の人気が出てきたということか?
(5)映画界ともかかわりのある有名人の紹介 黄根屘、魏子雲の紹介。後半では台湾における散打競技の状況。
黄根屘は、プロレスにも関係があったようで、アントニオ猪木やジャイアント馬場と映っている写真が出てくる。日本でも試合に出ていたのかな?リングネームはなんといったのだろう。
ちなみに、彼の技術の基礎は形意拳と八卦掌だという。
衛子雲は八極拳が得意らしい。劉雲樵の紹介も出てくる。
1998年、バンコクのアジア競技会から散打が競技種目になり、この年に、台湾の葉俊昌が銅メダルを獲得。2005年には中華散打搏撃協会が散打王搏闘賽を開催。
2.台湾演義「西螺七崁」
上記の1の1で取り上げている「西螺七崁」の武術に関する特集
振興社以外に、武野館、勤習堂という組織があるらしい。後半部分では日本統治時代のことが1.よりもう少し詳しく紹介される。
「西螺七崁」については、地方政府がつくった映像などもあるけれど、ここでは省略。