中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 。頭の体操なので、たまたま立ち寄られた方は決して鵜呑みにしないこと(これ、肝要)※2015年2月、はてなダイアリーより移行

中央国術館

寇運興

許昌日報に掲載された、地元出身の武術家・寇運興を紹介した記事をメモ。 そうか、寇運興は1936年のベルリンオリンピックに国術代表団として参加したメンバーの一人だったのか。 改めて、この代表団のメンバーを確認すると、武術研究院『中国武術史』で…

李麗久

中国武術大辞典で用語を調べると、『武術鱗爪』という本からの引用がときどき出てくるので、気になってこの本について調べてみたら、作者は李麗久という人で、1930年代に湖南省で作られたドキュメンタリー映像の中で、中央国術館の張之江館長に次いで、「自…

柔道対摔跤の御前試合?

常東昇のお孫さんが台湾における摔跤の現状を語るインタビュー記事を見たのがきっかけて、摔跤について検索していたら、たまたま『済南回族武術』という冊子のテキストファイルにたどり着いた。 この冊子は、「済南市伊斯蘭教協会が発行を続けている雑誌『済…

満江紅 2

「滄州通臂劈掛門」の動画に、満江紅がでてきたので(3'48”あたり)、とりあえずメモ。前にメモしたものと同じなのかどうか、俄かに判断がつかない。これも、歌にあわせながら練習するんだろうか。9'53”くらい、八極対接のあたりから、軽妙にアレンジされた…

満江紅

中央国術館で、満江紅という拳術の套路を作ったことは知っていたのだけれど、映像で見たことはなかった。「国家地理/武林探密」の第25集では、中央国術館第3期生の蘇順義氏の演じる満江紅拳が冒頭に出てくる。インターネット上にはほかにもいくつか映像…