満江紅 2
「滄州通臂劈掛門」の動画に、満江紅がでてきたので(3'48”あたり)、とりあえずメモ。前にメモしたものと同じなのかどうか、俄かに判断がつかない。これも、歌にあわせながら練習するんだろうか。
9'53”くらい、八極対接のあたりから、軽妙にアレンジされた「満江紅」がBGMで流れてくる。
改めて以前にメモした蘇順義氏の演じる満江紅を見ると、査拳らしい動作で始まったと思えば、八卦掌のような歩法で弧を描き、形意拳になったり、八極拳になったり、いろいろな流派の技が詰め込まれていることがわかる。
当時、武術(国術)の発展のためには、流派意識を捨て、短所を捨て、長所を補い合う必要があるという主張もあったけれど、「満江紅」には、そういう思想も詰め込まれている気がする。
よく調べてみたら、龐玉森等『中央国術館史』(黄山書社出版)に動作の図解が載っていた。
ただし、この套路の編集者については、張英振老師とその学生が満江紅拳(剣)を作った(P.160)と書いてあると思えば、南京励志社体育部主任の史中美が蒋浩泉に編集を委託した(P.171)と書いてあったりして、やや混乱しているようだ。
「滄州通臂劈掛門」については、同じタイトルの動画が3まであるので、あわせてメモしておこう。
演じている李文凱氏については、断片的な情報しかヒットせず、どういう人なのかわからない。