民間武術組織および主要伝承者に関する調査 など
気がつかなかったけれど、今年の3月に、国家体育運動総局武術運動管理中心が、各地の武術管理部門に対して、管轄地域内の民間の武術団体と主要な伝承者について調査して報告するように指示する公文書を発出していた。
文書の日付は3月28日。各地の武術管理部門には、公印つきの紙媒体による報告と指定アカウントへの電子媒体での報告が求めれている。締め切りはなんと4月10日。
武術運動管理中心としては、各地の武術管理部門が必要な情報をすでに把握していることを前提にしているよう。
これに対する各地の武術管理部門の動きとして、たとえば河南省武術運動管理中心は4月20日付の文書で、省内各市の体育管理部門に対して、5月10日を締め切りとして報告を求めている。
指定期日の5月10日までにデータの集計が無事に終わったのかどうかわからないけれど、その後も、省内では河南省武術協会の批准を得て心意六合拳と姜家拳の研究会が8月15日に成立するなどの動きがある模様。
「武術大省」河南省は沢山の流派があって、他の地域よりも複雑なのかもしれないけれど、その他の各省の状況も似たりよったりなのではないかと思われる。いつになったら武術運動管理中心にデータが揃うのかわからないけれど、調査の結果が公表される日を楽しみにしたい。
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河南省といえば、2016年から5年の間に、省内の武術特色学校150校を認定する活動を行なっていて、2016年には30校、2017年に23校、2018年にも27校が認定されている模様。
残念なのは、「わが市の〇〇学校が認定されました」といった報道以外に、全体がわかる情報にたどりつけないこと。このリストもどこかに公開されていないかなあ。
https://read01.com/aAMjKmx.html#.W5xU_877SUl