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過去のメモのいくつかのフォローアップ
1.武術の里
「動態管理」(終身制の取り消し)について、武術運動管理中心社会部主任馮宏芳の取材記事。
2.武術のオリンピック競技種目化
以前、高小軍は、華商報のインタビューで2013年が、競技種目化の「命運年」である、と答えているけれど、これは2020年の五輪競技種目の話。他方、最近、武術運動管理中心副主任の陳国栄は、2020年は野球・ソフトボールをはじめ、ライバルが多いので、2024年がチャンスではないか、という趣旨の発言をしている。2013年を待つまでもなく、2020年については諦める、ということなのか。
3.蘭州の国際交流大会
劈掛刀を演じたロシア人、この人の動画はyou tubeにあった気がする。
これにあわせて開かれたフォーラムに関する記事。参加者の名前からいろいろ調べていけるかもしれない。
張飛鵬氏の発案で「通備基金」なる基金が設立されたようだ。創造的で、武術界の人々が幅広く参与する公益文化事業を支援し、公平透明で持続的発展が可能な伝統武学文化のための公共の場(平台、プラットフォーム)作りに従事する、としている。
河北省では最近、「河北省伝統武術文化連合会」という組織も設立されているけれど、従来の武術行政(あくまで、体育運動総局の組織の一部、つまり「体育」行政の枠を出ないものだろう)の枠を超えた取り組みが各地ではじまっているということかもしれない。「公益事業」といい、「文化」といい、従来伝統武術が持っていながら、体育行政の枠からはみ出してしまうことで切り捨てられてきた要素を積極的に拾い上げて行こうという動きであるように見える。