中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 ※2015年2月、はてなダイアリーより移行

世界武術功夫日

この八月、各地で開かれている賽事のなかで、「世界武術功夫日」と書いてあるものがあり、何かと思ったら国際武術連合会(IWUF)が、毎年8月8日または、8月8日以降最初に迎える土曜日を「世界武術功夫デー」するというキャンペーンをはじめていて、第一回にあたる今年は8月11日(土)をはさんで、いくつかの国・地域で賽事が開催されたようだ。

一番取り上げられているのは、南アフリカのイベントだろうか。

 

www.chinanews.com

 

いちいち調べていないけれど、ほかにもルーマニアではイベントが開かれた様子。オーストラリアでは特にイベントが開催されたようではないけれど、オーストラリアの競技統括団体が広報ページを作っている。youtubeにはその他にも各国の広報用映像らしいものがちらほら。

 

ルーマニア

罗马尼亚首届世界武术日侧记:“越来越多的市民喜欢中国武术”-新华网体育

 

〇KUNG FU WUSHU AUSTRALIA の関連ページ

World Wushu Kung Fu Day (WWKD) - Kung Fu Wushu Australia

 

日本では、8月11・12日(土・日)に大阪府八尾市で開催されていた「中国伝統武術国際交流大会」兼「第10回大阪府ジュニア武術太極拳大会」「第10回近畿伝統武術交流大会」がこれに関連した動きになるようだ。

 

8月8日と関連づけているのは、2008年8月8日が北京オリンピックの開幕式であることにちなんでいるのだと思われ、このキャンペーン自体が中国武術のオリンピック競技種目化を後押しする活動の一部であることを物語る。なんだか政治的な臭いがするのは嫌だけれど、kung fu in everyday life という打ち出しは、サラリーマンの武術愛好者としても共鳴できる(苦笑)

 

冷めた見方をすれば、かつて于志鈞が「五十年来武術発展的反思」で皮肉まじりに語った、一種の「にぎやかし」の状況にますます近づいているようにも思えるけれど、中国武術が面白いと思う人が、それぞれにその価値・楽しさを伝えようとしなければ、ますます社会の中で埋もれていってしまうだけだという気がする。

 

 

今天,对于武术的价值,说真话,一些武术工作主管也讲不清楚。作为自卫防身术,使用的机会太少;作为武术表演套路,那是少数武术运动员的事,一般大众没必要练它;作为健身养生的方法利用,是老年人的事;作为体育运动,那么种类太多了,武术不过是其一罢了。武术的价值最后就剩下一条:你练练,我看看,大家图个热闹!
  今天的武术,实质上已经成了一种“热闹”,节日搞个集体表演,定期不定期地搞个比赛,出国搞个演出,拍个电视武打片。也就是这些吧!有多少人关心武术的发展?在人们心目中,中国武术早已进入历史博物馆。人们只能在武侠小说里看到武术的身影。今天的武术不过是一些花拳绣腿,花架子而已。这就是今天中国武术的现状。

 于志鈞 五十年来中国武术发展之反思 – 【人人分享-人人网】

 

〇世界武術功夫デーの広報資料

英語版

中国語版