読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 ※2015年2月、はてなダイアリーより移行

南京ユースオリンピックなど

南京で開催されたユースオリンピックにあわせて、「南京2014武術比賽」という武術競技が行われたらしい。2008年の北京オリンピックにあわせて行われた武術競技と同じく、ユースオリンピックの正式競技の一つではなく、別枠という位置づけらしいけれど、IOCのバッハ会長、ロゲ前会長にメダルの授与を行わせるなど、武術競技のオリンピック競技種目化に向けた一歩であるというような宣伝記事が武術関連のポータルサイトにさかんに見られる。
それらの報道によると、国際武術連合会の会員国は北京オリンピックの2008年の116カ国から149カ国と順調に増えていること、競技化実現のターゲットとしては、太極拳を含む四つの拳術種目と一部の器械の種目の套路競技を狙っていること、これまで課題とされてきた採点基準については見直しがすすみ、関係者としてはかなり自信をもっていることがわかる。
IOCの副理事長の一人で、国際武術連合(IWUF)の理事長でもある于再清インタビュー(引用記事1)によると、ユースオリンピック以外にも、パンアメリカン競技大会、アフリカ競技大会、英連邦競技会(コモンウェルスゲームス)などでの採用を働きかけていることがわかる。立場からいっても、この人がキーパーソンかもしれない。ということで、とりあえずメモ。百度で調べてみるとこの于再清氏、天津の南開大学で日本語を学び、国家体育運動委員会に就職後、大阪外大に留学するなどしているようで、日本通らしい。

他方、少林寺は、8月18日に会見を行い、過去3回(3回目はこれから)開催してきた少林文化節を背景に、将来的に世界武林大会を開催したいという構想を発表した(引用記事2)。
中国武術のみならず空手やテコンドーなども含んだ、東方のオリンピックともいうべき世界武術の一大祭典を目指すという趣向らしい。(ちなみに、主催者が参加するのは公正を欠くというこいうことで、少林寺そのものは競技に参加する予定はないらしい。)どうせなら、東方のオリンピックなんていうより、角抵戯の再現、といった方がよかったんじゃないのか?

この構想に対して、これまでオリンピックには不参加、ムエタイから挑戦されても我関せずという従来の態度との違いを批判する向きもある。確かに、釈永信方丈自身、宗教的実践の一部であり明確な信仰対象もある「少林功夫」と単なる技術の習得である「少林武術」は別ものであって、少林寺の修行者としては少林武術の段階に留まっていてはいけない、などと言っていた気がする。このイベント、単なる客寄せショーにはならないことを期待したい。

引用記事1

武术入奥不是唯一目标
2014-08-24 15:33 来源:海口晚报 

据新华社电“争取让武术项目进入奥运会赛场,是我们的重要目标,但不是唯一目标。”国际奥委会副主席、国际武联主席于再清昨日表示。

于再清说,如果武术能进入奥运会,具有很强的象征意义,首先能获得国际奥委会的大力支持,武术也能通过奥运会得到世界更多国家和地区的认可。“但推广武术运动,不能只依靠奥运会,还有很多其他路径可以实现。”

于再清透露,目前世界武联正积极与泛美运动会、全非运动会协商,争取把武术列入表演项目,其他诸如英联邦运动会、地中海地区运动会等,也有可能成为武术的展示平台。

于再清分析了武术项目推广的利弊。在武术推广上,于再清认为最大的障碍是武术的总量复杂,这即包括武术内设项目的繁多,也包括武术本身的技术特点。

从技术动作上讲,武术比跆拳道和柔道复杂很多。跆拳道只有几个动作,而且动作基本都比较简单,会什么动作、到什么段位也很明确。而武术动作的难度要大很多,练习武术要求的时间长,而且要达到一定造诣还需要有天赋。武术内设项目繁杂,有用武器的,也有不用武器的,有各种拳法、散打和太极拳,种类过于繁杂。

另外武术推广历史较短,也是导致目前武术普及度相对不高的一个原因。

http://culture.gmw.cn/newspaper/2014-08/24/content_100159082.htm

引用記事2

&#释永信:少林寺将适时办世界武林大会 邀高手切磋
2014-08-19 15:05:00 来源:中国新闻网

  中新网郑州8月19日电(记者 李贵刚)“少林寺将适时举办一个世界武林大会。”少林寺方丈释永信18日晚间在“2014年少林问禅之‘机锋辨禅’”活动闭幕式上透露。

  自2006年开始举办少林问禅之“机锋辨禅”活动越来越深受各界人士关注。今年的少林问禅吸引驻联合国教科文组织佛教使团大使法宝法师、台湾著名漫画家蔡志忠、佛教在线总干事安虎生、全国各地知名寺院和佛学院的法师、少林海外文化中心弟子及十方善信等千余人参加。

  在闭幕式上,释永信开示道,少林寺不断通过举办这样一些活动,就是为全国各地的佛子们提供学修的平台。“少林问禅属于般若智慧竞赛,将来在适当的时候,我们还要举行体能竞赛,将面向世界,在少林寺举办一个世界武林大会。”

  释永信表示,届时会邀请世界武术高手和禅修高手莅临,促使不同的武林门派在一起相互切磋交流。其中比赛内容上包括套路(拳法,兵器,单练,对练,集体)、功法(各种绝技,比如少林七十二绝技)、散手(空手道、跆拳道、泰拳、西洋拳、散打)以及武学论坛等。

http://world.huanqiu.com/article/2014-08/5110872.html