中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 ※2015年2月、はてなダイアリーより移行

福居禅師、少林衣鉢真伝など

赤峰市で、「宋代」の少林僧・福居禅師の拳譜が見つかったという記事。

福居禅師は、升宵道人に『羅漢行功短打』を伝えた人ということになっているけれど、程大力はその存在すら疑問視している(「少林功夫古籍的若干考证」)。この論文少林寺のホームページにも掲載されているけれど、少林寺が「福居禅師」なる人物についてどう考えているのかまではわからない。

しかも、通常は、実在の人物であったとしても、升宵道人と世代的には連続することから、乾隆年間あたりの人とされている福居禅師は、今回は宋代まで遡ってしまっている。

『羅漢行功短打』、『少林衣鉢真伝』については、山東省の劉連洋の論文「探秘《少林衣钵真传》」が参考になる。この人は蟷螂拳伝承者の立場から、このあたりの文献を丹念に研究されていて、蟷螂拳の起源についても独自の説を展開されているみたいだ。今回の「発見」をどう受け止められたのだろうか。
太極蟷螂拳のホームページ

赤峰惊现宋代嵩山少林寺福居禅师编纂的《少林拳谱》

  人民网赤峰7月1日电 日前,内蒙古自治区赤峰市武术爱好者赵祚祥向人们展示了一本古《少林拳谱》。据赵祚祥称,这是一本由千余年前宋代嵩山少林寺福居禅师编纂的《少林拳谱》,在他手中已经珍藏了40多年。

  现年62岁的赵祚祥说,千余年来,少林武术一直是中国武术的重要组成部分,宋代嵩山少林寺福居禅师编纂的古《少林拳谱》是在总结我国北宋之前多家武术门派武术精华的基础上编纂而成的一本武术珍本。

  赵祚祥先生介绍说,上世纪20年代,河南嵩山少林寺武僧、他的太师爷赵丙臣自战火中将这本拳谱抢救并保存下来,之后历经近百年传承。经赤峰地区少林武术传人,赵祚祥先生师爷孙玉堂传给他的师父王世伦后,辗转流传到赵祚祥手中。

  赵祚祥先生介绍说,为鉴证此拳谱,赵祚祥曾亲赴嵩山少林寺切磋武技。当时的少林寺首僧释素喜大师和外事僧紱禅、紱虔一致认为,流传在赤峰市的古《少林拳谱》,实属少林拳谱真本。释素喜大师当时还为赵祚祥手书“少林武术真传”留念。

  赵祚祥表示,希望借此拳谱完成师爷的心愿,将少林武术发扬光大。(李富 张学通)

http://www2.chinadaily.com.cn/hqgj/jryw/2011-07-01/content_3067471.html