中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 ※2015年2月、はてなダイアリーより移行

鏢局

佟忠義、佟佩雲など

前にちらっとメモしたけれど、2、30年代の上海の映画界で活躍した査瑞龍は、精武会の出身だというけれど、佟忠義のお弟子さんでもあったらしい、ということで改めて佟忠義について調べてみた。 zigzagmax.hatenablog.com 王子平と並んで「滄州二傑」と評…

村上兵衛『守城の人―明治人柴五郎大将の生涯』など

最近、面白そうだと思って読んでみた本で、このブログの観点からはど真ん中ストライクではないものの、それぞれに少しずつ興味深い点があったものを、備忘録としてまとめてメモ。 1村上兵衛『守城の人―明治人柴五郎大将の生涯』義和団事件のとき北京に篭城…

山西商人(晋商)と武術

参考資料として買っておいた陳振家『原伝戴氏心意六合拳』の冒頭をぱらぱらと見ていたら、戴魁の頃、益晋染織有限公司が1909年にシーメンスの発電機を導入した際、オーナーの喬殿森がドイツ人の勤勉な働きぶりに関心して工場の管理をまかせることにしたとこ…

十大镖局、大刀王五など

全球功夫網に掲載された、中国十大鏢局という記事をもとにメモ。 十大鏢局といいながら、詳しく取り上げているのは、興隆鏢局(「神拳」こと張黒五)、会友鏢局(三皇炮捶)、成興鏢局(李冠銘、李鳳崗、李慶臨)、広盛鏢局(こちらも「神拳」こと戴二閭)の…

吉燦忠『同興公鏢局考』

山西省の平遥(晋中市平遥県)にあった「同興公鏢局」に関する研究書で、昨年、北京で購入していたもの。最近、関羽やら水滸伝に関する本を読んで、山西省周辺のことが気になってみたので読んでみた。 「同興公鏢局」は1855年に設立され、1913年に活動を終え…

安徽省合肥市における心意六合拳、万勝鏢局、周口三傑など

安徽省合肥市における心意六合拳の伝承は、上海からのものと蚌岐市の宋国賓系統のものがあるらしい。 上海系統のものは、盧崇高-徐文忠-張品元(徐、張老師は80年代末に来日した)系統のものと、盧崇高-解興邦-張道福と連なる系統があるようだけど、前者は…