中国武術雑記帳 by zigzagmax

当世中国武術事情、中国武術史、体育史やその周辺に関する極私的備忘録・妄想と頭の体操 。頭の体操なので、たまたま立ち寄られた方は決して鵜呑みにしないこと(これ、肝要)※2015年2月、はてなダイアリーより移行

地方拳種

四川省における武術

「武術の里」の関連し、3つの地方における武術普及の取り組みを紹介する記事。 そのうちの二つ目、四川省の取り組み方が面白い。 2010年に就任した峨眉堂・任剛主任のもと、中央の段位制普及の動きに積極的協力や、「8月8日全民健身日活動」を通して省内の…

青島国術館の再建?

青島の武術家たちが、「青島国術館」の再建を検討しているというお話。青島の武術は、1919年、王子平が青島に来て現地の武術家たちと国技学社、のちに中華武術会(このふたつの組織の関係はよくわからない)を創ったのが、社会活動としては先駆的なものだっ…

峨嵋派武術

詳しい経緯はわからないけれど、高野山金剛峰寺、高野山霊宝館、高野山大学の一行29人が峨嵋山で峨嵋武術研究会会長の汪鍵氏らと交流と演武を行ったらしい。百度の汪鍵氏のプロフィールで紹介されているエピソードが面白い。 それによると2009年に、ムエタイ…

済南形意拳

山東省済南師範天橋付属学校で、山東省、済南市の無形文化遺産である「済南形意拳」を取り入れることになったという記事。小学校中学年で試験的に、毎週2回のクラスを行うらしい。武術普及の拠点として「学校」が注目されているけれど、中央・官方は、「標準…

梅山武術と晏西征

晏西征という名前、聞き覚えがあると思ったら、『武林風範』で紹介されていた人だった。それはともかく、梅山武術というのは何だろう。なにか特別な扱いをされているような気がする。 改革開放後初期にはじまった武術学校で、しかも散打でそこそこの成績を残…